前日の米国株式市場は、米経済が新型コロナウイルス禍から回復する中で、エネルギー株などに買いが入り、NYダウは586ドル高で終了。
これを受けて日経平均は28513円で寄り付き、500円程度高く始まりました。
その後も買いが続き、13時55分に28895円まで上昇。
日中の高値圏で引け、+873円の28884円で終了。
騰落銘柄数は、値上がりが2107銘柄に対して、値下がりが69銘柄で、昨日、値下がり銘柄が2000銘柄を超えたのとは正反対の動きとなりました。
売買代金は2.7兆円台でした。
目先的には上下にぶれる可能性もあるが、その動きが落ち着けば、高値を目指す方向に動いてくるのではないか
日経平均は873円高で、今年最大の上げ幅となりました。
昨日の下げ幅▲953円の90%以上を1日で戻す動きとなり、昨日空けたマド(28506~28957円)をほぼ埋める動きとなりました。
なお、日経平均は前日空けたマドを完全に埋めることができなかったのですが、topixは1959.84まで上げ、昨日空けたマド(1918.67~ 1945.86)を完全に埋めてきました。
また、日経平均は5日線と25日線は上回ったのですが、75日線は超えられませんでした。
それに対して、TOPIXは5日線、25日線、75日線をすべて上回りました。
また、今日の時点でTOPIXの25日線が1939.54に対して、75日線が1939.61なので、25日線が75日線を上回るゴールデンクロスが示現する一歩手前となっています。
これらの点から見ますと、昨日の大幅安で目先安値をつけた可能性があるのではないかと考えます。
なお、昨日は大幅安、今日は大幅高と、ボラティリティーが大きくなっているので、目先的には上下にぶれる可能性もあります。
ただ、その動きが落ち着けば、高値を目指す方向に動いてくるのではないかと考えます。