前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が小幅ながら揃って最高値を更新。
これをうけて今日の日経平均は27911円で寄り付き、70円程度高く始まりました。
11時に28036円まで上げ、一時28000円台を回復しましたが、上値は重く、それ以上買いあがる動きは見られませんでした。
大引けは+136円の27970円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
ただ、商いは盛り上がりに欠け、売買代金は前日よりも減少して1.9兆円台で、2兆円割れとなりました。
TOPIXは75日線を回復
今日の日経平均の日中高値は28036.23円で、昨日の日中高値28036.47円にわずかに届かずでした。
本日の上げで3日続伸となりましたが、上値を追う動きは見られず、戻りは鈍い感じです。
一方、TOPIXは1938.04で引け、25日線(今日の時点で1938.64)まで届いていないものの、75日線(今日の時点で1934.22)は超える形になっています。
TOPIXはこの先、7/13につけた戻り高値1973.35を抜けてこれるかどうかがポイントになってきます。
7/13につけた戻り高値を抜けて、更に6/13につけた戻り高値1983.13も超えてくることができれば、しばらく続いてきた保ち合いの動きを抜け出し、上げのトレンドが再開した可能性が高まってきます。
TOPIXと比べると、日経平均の動きは芳しくないのですが、TOPIXがこれら戻り高値を超えてくることができれば、日経平均はその動きに追随し、上値を追う動きに入ってくる可能性はあると思います。
なお、ここのところ、中国株の動きは良くなく、香港のハンセン指数は今日も4%を超える急落となっています。
中国株が弱いと、日本株もその影響を受ける可能性があるのですが、今のところ、その影響は限定的です。
新型コロナの感染者増加のほか、中国株の下げなどもあり、悪い材料は多いと思われます。
現状、日本株の戻りは鈍いのですが、悪い材料が多い割には動きとしては堅調ではないかと思われます。
このことが地合いの変化を現わしているかどうかは、まだわかりませんが、ここから更に戻り歩調が続けば、地合いが変化してきているということになると思います。