今日から名実ともに9月相場入りとなったのですが、日経平均は28179円で寄り付き、90円程度高い水準で始まりました。
その後も衆院解散・総選挙の思惑が株高を誘い、空売りの買い戻しなども全体指数を押し上げる形となって上げ幅を拡大。
15時に28457円で日中高値をつけて高値引けで本日の取引を終了。
日経平均は+361円の28451円となり、3日続伸となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.7兆円台でしたが、一時の薄商いの時から比べると、商いを伴って上げる形になりました。
半年近く続いた調整局面が終了し、上昇トレンドに回帰する動きに入った可能性がより強まる
これまでに何度も8/12の戻り高値(※)を抜けるかどうかが大事なポイントになると書いてきたのですが、本日の日経平均の日中高値は28457円で、これを明確に抜けてきました。
TOPIXも日中高値は1982.49で、こちも明確に上に抜けてくる形になりました。
(※)日経平均が28279円、TOPIXが1970.38
これで日経平均は30714(2/16)の高値から続いてきた上値抵抗線を上に抜けてくる形になり、
TOPIXも3/19の高値2013.71から続く三角保ち合いを上に抜けてくる形になりました。
日経平均、TOPIXともに、今年前半につけた高値から半年近く続いた保ち合いを抜いてくる動きとなっているので、半年近く続いた調整局面が終了し、上昇トレンドに回帰する動きに入った可能性がより強まってきたと考えます。
仮に本格的な上昇トレンドが始まっているとすれば、これからは、これまで多く見られた波の重複があるような動きにはならないと思われます。
なお、現在の一つ前の上昇トレンドの動きは、日経平均でいうと、22948(10/30)から30714(2/16)までの動きになります。
この時は、3.5か月程度、上昇トレンドの動きが続いたのですが、仮に今回もこの時と同程度の期間、上げが続くとすると、26954(8/20)から上昇トレンドが開始して11~12月ぐらいまで上げが続くことになります。
今日は、長く続いた保ち合いを上に抜ける動きとなっているので、これからは、これまでとは動き方が変わってくる可能性が高いのではないかと考えます。