今日の日経平均は、27690円で寄り付き、100円程度安い水準でスタート。
その後、9時5分に27602円まで下落し、一時180円程度マイナスとなる場面もありました。
ただ、後半に入ると機関投資家とみられる買いが入ったことが観測され、短期筋の買い戻しが活発化して、上げ幅を拡大。
14時42分に28158円まで上昇して高値圏で取引を終えました。
日経平均は+300円の28089円で引け、続伸。
売買代金は前日よりも増加して、久しぶりに3兆円台にのせました。
月末安のアノマリーは11か月連続で終了
本日は8月の月末にもかかわらず上昇で引けたので、昨年9月から続いていた月末安のアノマリーがとうとう終了。
月末安のアノマリーは11か月連続で終了することになりました。
また、今日の日経平均の日中高値は28158円まであり、8/12の戻り高値28279円まで、あと120円程度のところまで迫りました。
TOPIXの日中高値も1968.63まであったので、8/12の戻り高値1970.38まで、あと一歩でした。
上値を切り下げる動きが転換するためには、8/12の戻り高値を抜けてくる必要があるのですが、売買代金が増加して、同高値水準に迫る動きとなっているので、これまでの動き方とは違ってきているような感じがします。
月末安のアノマリーが途切れたことも、変化の兆しを感じさせられる要素になります。
日経平均は2/16に30714円で高値をつけてから8/20に26954円で安値をつけるまで、6か月近く調整する動きが続いてきました。
この長い調整の動きが終わり、8/20の安値26954円からいよいよ上げ波動に転換しているのでしょうか。
今日の動き方からすると、その可能性はけっこうあるように感じられるのですが、まずは、ここから日経平均とTOPIXがともに、8/12の戻り高値を抜けてくることができるかどうかを注視していきたいと思います。
8/12の戻り高値を抜けてくると、上げ波動に転換した可能性がより強まってくるとみています。