前日の米国株式市場はハイテク株の構成比が高いナスダックが最高値を更新。
この流れを受け、朝方から半導体関連株や電子部品株を中心に物色され、日経平均は28522円でスタート。
9時4分に28626円まで上げましたが、前日までの3営業日で800円程度上昇していたこともあり、高値警戒感が意識されて、そこからは伸び悩む展開に。
10時19分には28412円まで下落して、マイナスとなる場面もありました。
後場は小動きに終始し、日経平均は+92円の28543円で終了。
4日続伸となりましたが、騰落銘柄数は、値上がりが896銘柄に対して、値下がりが1197銘柄で、値下がり銘柄が優勢となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.6兆円台でした。
75日線の上昇が続いた状態で、GCが示現する形となるか
日経平均は、昨日と今日の上げで200日線(今日の時点で28300円)よりも上に来ました。
また、75日線(今日の時点で28302円)よりも上に位置しています。
75日線は5/11に29275円まで上昇していたのですが、そこから下げ方向に転換し、8/30に28279円まで下落していました。
ただ、そこから反転し、現状では3日連続して上昇となっています。
75日線が下向きから上向きに転換していることは強気要素となります。
25日線(今日の時点で27744円)は、8/25の27653円が底となり、そこから6日連続して上昇となっています。
今日の時点で25日線は27744円で、75日線は28302円なので、現時点ではまだ25日線は75日線の下に位置しています。
ただ、このままいけば、いずれ25日線が75日線を上回る、ゴールデンクロス(GC)が示現することになります。
なお、75日線が下向きの状態で示現するGCは、あまりよい形とは言えません。
75日線が上向きの状態でGCが示現する形が理想的なので、75日線の上昇が続いた状態で、GCが示現するかどうかは注目されるポイントとなります。