FOMCの結果をうけて昨日の米国株市場は、上げから下げに転じて終了しました。
これをうけた今日の日経平均は、27139円で始まり、反発してスタートでした。
9時5分に27193円まで上げたのですが、パウエルFRB議長発言がタカ派的との受け止めが広がり、米金融政策の正常化加速への警戒感が強まって、そこから急落に転じました。
14時16分に26044円まで下げ、一時下げ幅は900円を超える動きとなり、引けは▲841円の26170円で終了。
日経平均は大幅に3日続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.8兆円台でした。
5波構成の三角保ち合いから、a波⇒b波⇒c波の3波のジグザグで下げる波動に見方を修正
本日は昨日まで何とか踏みとどまっていた27000円を割り込むと、急落となりました。
1/18等の記事で、30795(9/14)の高値から5波構成の三角保ち合いが進行中と見ているということを書いていたのですが、27588(12/3)を先週割り込み、その後、すぐに切り返すことができなかったので、この見方は誤りということになりました。
その代わりの見方としては、次のカウントが有力ではないかと考えます。
a波(下げ):30795(9/14)⇒27293(10/6)
b波(戻り):27293(10/6)⇒29388(1/5)
c波(下げ):29388(1/5)⇒ 現在進行中
この見方は、a波⇒b波⇒c波の3波のジグザグで下げる波動という見方になるのですが、a波の下げが▲3502円なので、c波の下げの一つの目途はa波の下げと同値幅下げる25886円となります。
この場合、本日の安値が26044円なので、下げの一つの目途となる水準に近いところまで下げてきたということになります。
なお、本日全面安となり、騰落銘柄数は、値上がりが87銘柄に対して、値下がりが2067銘柄なので、値下がり銘柄が2000を超えています。
値下がり銘柄が2000を超えると一旦反発となるケースが多いこと、夜間市場で日経平均先物が一時26660円をつけるところまで上げてきていること、今日の急落で水準としてはけっこういいところまで下げていること等から考えると、今日につけた安値26044円でひとまず売りが止まり、反転してくる可能性も考えられます。