前日の米国株式市場でナスダック総合が3%超高と大幅高。
この流れを受け、東京市場でもハイテク株を中心としたグロース(成長)株を買い戻す動きが加速しました。
日経平均は26213円で寄り付いた後、上げ幅を拡大する動きとなり、大引け前の14時52分に26481円まで上げました。
そのまま日中の高値で引け、+505円の26476円で終了。
日経平均は6日ぶりに大幅高となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.1兆円台でした。
ナスダックは下値切り下げの形から抜け出せるのかが目先の焦点
米国株式市場でナスダックが大きく上昇したことをうけて、反発となりました。
日経平均は1/27につけた安値を昨日下回ったのですが、TOPIXは同安値を割れずに反転する形になりました。
このままこの形を維持できれば、日経平均とTOPIXで動きが異なるダイバージェンスが示現することになります。
これは底打ち反転を示唆するものになり、強気要素となりますので、ここから後もこの形を維持できるかどうかが注目されます。
なお、米国株は前日、NYダウはやや長い下ヒゲをつけた後反転する形になっており、ナスダックは安寄り後に大きな陽線をつけて切り返す動きとなっております。
昨日つけた安値で下落が止まったのか、まだ判断をつけるのが難しいのですが、目先は切り返しを試す動きとなりそうな感じです。
ナスダックは昨年の11月22日に16212で高値をつけたあと、昨日の安値12587まで、以下のような5波構成で下げ、下落率は▲22.3%となっています。
1波:16212(2021年11月22日)⇒14860(12月20日)
2波:14860(12月20日)⇒15901(12月28日)
3波:15901(12月28日)⇒13094(2022年1月24日)
4波:13094(2022年1月24日)⇒14509(2月10日)
5波:14509(2月10日)⇒ 現在進行中?
下落率が20%を超えて、5波構成で下げてきているので、頃合いとしてはそろそろ下げ止まってもおかしくない所ではないかと思われます。
とりあえず、16212(2021年11月22日)の高値から下値を切り下げる形で下げてきているので、この流れに変化が出てくるかどうかが注目されます。
14509(2月10日)を超えてくると、下値切り下げの形から変化が出てくるという事になりますので、まずはここを超えられるのかが目先の焦点となります。