前日の米国株市場で、主要3指数が急落し、いずれも今年に入ってからの安値を更新。
これをうけて今日の日経平均は、26281円で寄り付き、安く開始。
ロシアがウクライナ東部で親ロシア派地域の独立を承認して派兵を決定し、米ロ外相会談や首脳会談も撤回されるなどネガティブ材料が相次いだことで後場に入ると下げが加速。
13時19分に25775円まで下げ、下げ幅は600円を超えました。
その後はやや下げ渋る動きとなったものの、大引けは▲478円の25970円で終了。
日経平均株価は大幅安で5日続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.6兆円台でした。
ウクライナ進行を受けて、日経平均は26000円を割り込む
今日の日経平均は25775円まで下げ、1/27につけた安値26044円を割り込みました。
ただ、TOPIXの安値は1843.38で、1/27につけた安値1835.26を辛うじて維持しました。
一応、TOPIXは、1/27につけた安値を割れずに維持したのですが、夜間市場で日経平均先物が一時25630円をつけるところまで下げているので、明日もこれを維持できるのかは不透明なところです。
現状ではあまり良い材料が見えないのですが、今日の時点で騰落レシオ(25日)は95.18%で、指数が下げている割には同レシオはそれほど下げていません。
騰落レシオ(25日)は、12/2に69.2%まで下げたのですが、そこからは底堅い動きとなり、今年に入ってからも比較的高い水準を維持してきています。
指数が下げている割に同レシオが低下してこないのは、幅広い銘柄が売られる形になっていないためかと思われます。
本日も日経平均が2%近く下げる動きとなったのですが、騰落銘柄数は、値上がりが824銘柄に対して、値下がりが1294銘柄で、全面安の展開にはなっていません。
この点はネガティブ要素が多い中で唯一プラスで見ることができる要素となります。
今晩の米国株も売られる展開が予想されるのですが、米国株が売られても全面安の動きにならなければ、変化の兆しが生じているとみることもできるかと思われますので、この点も注目するポイントとして見ていきたいと考えます。