先週末の米国株は下落で、ナスダック指数は2%近い下げでした。
しかし、今日の日経平均は25338円で寄り付き、170円程度高く開始。
その後も米株価指数先物の動きに追随して空売りの買い戻しを誘い、9時19分に25631円まで上昇。
400円以上上げる場面もありました。
ただ、3月期末を前に実需の買い意欲に乏しく、上げ一服後は戻り売りを浴び上げ幅を縮小。
大引けは+145円の25307円で、上げ幅を縮めて終了しました。
売買代金は前日よりも減少して2.6兆円台でした。
日経平均、TOPIXともに5日線が上向きに転換
今日の日経平均は反発となったことで、5日線(今日の時点で25133円)を上回る動きが3日続き、同線も下向きから上向きに転換してきました。
一時、25631円まで上昇した後に、押し戻される動きとなったため、日足の形状は上ヒゲありの小陰線で今一つはっきりしない動きではあるのですが、5日線が下向きから上向きに転換してきたのはプラス要素となります。(TOPIXの5日線も上向きに転換)
なお、本日は香港指数が4%以上下げ、上海総合指数が2%以上下げるなど、中国関連株が冴えませんでした。
しかし、日本株はそれに追随せず、上げ幅を縮めて引けたものの、プラスで引けたのは良い兆候ではないかと思います。
3/11の記事で、「3/9につけた安値24681円で底をつけた可能性はある」と書いたのですが、その可能性はやや強くなってきているのではないかと考えます。
日経平均は再度売られたが、3/9につけた安値24681円で底をつけた可能性はある
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米国株にまだ反転の兆しが見えてきていないのですが、今晩反発してくれば、NYダウやナスダックなどの5日線も下向きから上向きに転換してくることになり、底打ち反転に向けたフォロー要因が増えてくることになります。