前日の米国株式市場でハイテク株比率の高いナスダックが大幅安。
これを嫌気する形で、今日の日経平均は25228円で寄り付き、80円程度下げて始まりました。
ただ、寄り直後に25219円で安値を付けた後は切り返す動きとなり、12時30分に25441円まで上昇。
100円以上上げる場面もありました。
その後、勢いは続かず伸び悩み、方向感に乏しい動きとなり、引けは+38円の25346円で終了。
日経平均は小幅ながらも続伸となりました。
売買代金は前日よりもやや増加して2.7兆円台でした。
昨日のナスダックは2%を超える下げだっが、日経平均は続伸
前日の米国株式市場は、NYダウはほぼ横ばい、ナスダックとS&P500は下げて終わる形になりました。
このため、NYダウの5日線はやや上向きになったのですが、ナスダックとS&P500の同線は下落継続で、切り返えしに転じてくるような動きは見られませんでした。
日本株は昨日から5日線が上向きになってきているのですが、米国株にまだ切り返す動きがみられないため、ここから切り返しの動きが継続するかどうか、まだはっきりしません。
ただ、今日も香港ハンセン指数と上海総合指数が5%程度下げるなど、中国関連株が冴えない動きだったのですが、それに引きづられず、小幅ながらも続伸の動きとなっているので、3月に入ってから底堅さも見られるようになってきているように感じられます。
なお、昨日、米国株で、ナスダックが2/24につけた安値を割り込む動きとなっているので、NYダウとS&P500もそれに連動して2/24につけた直近の安値を割り込む動きとなる可能性もあります。
その場合、日本株もそれに引っ張られる可能性もあるのですが、おそらく米国株は下げの最終局面にあると思われるので、日本株は仮に下げたとしても反転前の最終的な下落局面になるのではないかと考えます。