前日の米国株式市場で、NY原油先物が大幅続落し、過度なインフレ懸念の後退から主要3指数が上昇した流れを受け、日経平均は25574円で寄り付き、200円以上高く始まりました。
株価指数先物買いを交えて上げ幅を拡大し、いったん25700円台後半まで上昇した後、伸び悩む場面もありましたが、下値は限定的で、香港ハンセン指数や中国・上海総合指数の大幅上昇を支えに上げ幅を更に拡大。
14時47分に25824円の高値をつけて、そのまま高値圏で終了。
日経平均は+415円の25762円で引け、3日続伸となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.1兆円台で、3兆円の大台にのせました。
日経平均、TOPIXともに、3/10につけた戻り高値を抜けてくる
昨日の時点でTOPIXは3/10につけた戻り高値を抜けていたのですが、日経平均も25824円まで上げたことで、3/10につけた戻り高値25720円を抜けてきました。
目先的には波動が切り下げから切り上げに変わってきたことになるのですが、この動きを見る限り、やはり3/11の記事で書いたように、日経平均は、3/9につけた安値24681円で底をつけた可能性が高くなってきているように感じられます。
なお、現状、29960(11/16)から斜行三角形の修正波が進行しているとみています。
a波:29960(11/16)⇒27588(12/3)
b波:27588(12/3)⇒29388(1/5)
c波:29388(1/5)⇒26044(1/27)
d波:26044(1/27)⇒27880(2/10)
e波:27880(2/10)⇒24681(3/9)
今回の戻りで27880(2/10)を抜けると、この修正波が終了したことを確認できるのですが、24681(3/9)までの下落でいつ修正波が終わってもおかしくないところまで下げているので、24681(3/9)からの戻り方を見る限り、3/9につけた安値24681円で底をつけた可能性が高いのではないかと考えております。