前日の米国市場で、長期金利が約3年ぶりの水準に上昇したことで、ハイテク株やグロース株が急落。
この流れをうけて今日の日経平均は27032円で寄り付き、300円以上下げてスタートしました。
そこから10時1分に26801円まで下げ、一時下げ幅は500円を超えました。
その後は下げ渋る動きとなったのですが、戻りは弱く、大引けは▲461円の26888円で終了。
日経平均は大きく下落して続落となりました。
売買代金は前日よりもやや増加して2.8兆円台でした。
2日連続でマドを空けて下げる
前日の日経平均の日中安値が27214円に対して、今日の同高値が27042円なので、172円マドを空けて下げる形になりました。
前日も27549~27662円で、113円マドを空けて下げているので、2日連続でマドを空けて下げています。
仮に明日もマドを空けて下げると、形状として三空叩き込みの形となり、底打ち転換のサインとなるのですが、2日続けてマドを空けて下げる形になっても、3日それが続くというケースはあまり見ないので、この形が示現するかどうかはわかりません。
なお、日経平均は24681(3/9)から28338(3/25)まで戻す過程で、比較的大きなマドを3つ空けてきています。
そのうち、2つ目のマドとなる、26862(3/18)~27076(3/22)を今日の段階で完全に埋めてきているほか、25日線(今日の時点で26761円)に近い水準まで、下げてきています。
また、昨日の記事で書いたように、28338(3/25)から2段下げでの調整が進行中とみているのですが、27965(4/5)から進んでいる2段目の下げが、今日の安値26801円までの下げで、1164円下げてきています。
この下げ幅は、1段目の下げとなる、28338(3/25)から27399(4/1)までの下げ幅939円をやや上回る値幅となっています。
以上、見てきた点からしますと、28338(3/25)からの調整は、そこそこいい水準まで進んできているのではないかと思われます。
なお、これも昨日の記事で書いたのですが、2段下げでの調整が終了した後は、切り返しに転じて、28338(3/25)の戻り高値を抜ける方向に動いてくるとみているので、現状はどこでこの2段目の下げが終了するのかを見極めるところになります。