前日の米株式市場では、米国の景気減速に対する警戒感が後退したことが好感され、NYダウは続伸。
これをうけて今日の日経平均は、26623円で寄り付き、高く始まりました。
11時2分に26881円まで買われ、一時上げ幅は400円に近づいたのですが、昼休み時間に安倍元首相銃撃の報道が伝わると、売りに押される展開となり、15時に26510円まで値を下げて安値圏で終了。
日経平均は+26円の26517円で、続伸で取引を終えました。
売買代金は前日よりも増加して3.6兆円台でした。
TOPIXは6/28の高値と、75日線を一時超えてくる
今日はなんともいえないショッキングな事件が起きました。
これを嫌気して、引けにかけて上げ幅を縮めたので、続伸で引けたものの、日足の形状は上ヒゲありの小陰線となりました。
ただ、本日、26881円まで上げたので、昨日の高値26533円を大きく上回りました。
また、一時、25日線(今日の時点で26723円)も上回る形となったので、戻り基調は明確になりつつあるのかと思われます。
なお、日経平均は、6/28の高値27062円は超えられず、75日線(今日の時点で26954円)も超えることができていないのですが、
TOPIXは、日中の高値が1907.76まであったので、6/28の高値1907.38と、75日線(今日の時点で1899.1)を一時的ではあるものの、超えています。
この点から鑑みると、ここから騰勢を強める展開になる可能性が強くなってきたように思われます。
年初から半年近く、上げたとしても一時的で、騰勢が続かない動きが続いてきました。
25日線が75日線を上回るゴールデンクロス(GC)も今年に入ってから2回示現しているのですが、いずれも不発に終わりました。
ただ、このまま上げが継続すると、この先、3度目のGCが示現することになります。
3度目のGC示現で、戻りが本格化するような展開を期待したいところです。