前日の米国株市場でNYダウが引け際に値を崩し小幅反落。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も小幅ながら6日続落で年初来安値を更新しました。
これをうけて今日の日経平均は、買い意欲が盛り上がらず、26398円で前日終値並みで寄り付いた後、下落する流れになりました。
前日発表された9月の米卸売物価指数が事前のコンセンサスを上回ったことで、FRBによる金融引き締め強化に対する警戒感が強まっているほか、日本時間今晩に予定される9月の米消費者物価指数発表(CPI)を見極めたいとの思惑が上値を重くし、▲159円の26237円で終了。
日中の安値で引けました。
商いは盛り上がらず、売買代金は2.4兆円台でした。
再度安値更新となった場合は、最後のダメ押しとなるか?
日経平均は4日続落となり、26237円まで下落しました。
25621(10/3)から27399(10/6)まで、1778円上げたのですが、そこから今日の安値26237円まで、1162円下げました。
直近の上げ幅+1778円に対して、下げが▲1162円なので、戻りが65.3%となり、目安となる61.8%を超えています。
なお、今日、26237円まで下落したことで、10/3~4にかけて空けたマド(26223~26633円)をほぼ埋める形となっています。
日柄としても、25621(10/3)から27399(10/6)までの上げの日柄が4日(両端入れ)に対して、27399(10/6)から今日の安値までの日柄が5日となり、ほぼ拮抗しております。
25621(10/3)で当面の安値をつけているのであれば、ここら辺りが一旦調整するとした場合のぎりぎりのラインのような気がします。
なお、ちょうどこのタイミングで、注目度が高い米国CPIの発表が今晩あります。
これをうけて、今晩の米国株が下げるようだと、明日の日本株もそれに引きづられて下落となる可能性が高くなります。
そうなると、25621(10/3)の安値を再度試す展開となるかもしれません。
ただ、いずれにしろ、時期的にはそろそろ反発に転じてもおかしくないという考えは変わらずなので、仮に再度安値更新となったとしても、最後のダメ押しになる形かと考えます。