前日の米国株市場で、米9月消費者物価指数は市場予想を上回る上昇率となりましたが、米株式市場には売り方の買い戻しが流入し、急上昇。
これをうけて今日の日経平均は、26599円で寄り付き、300円以上高寄りで始まりました。
金融や鉄道、百貨店など内需株が堅調なほか、為替市場で、32年ぶりの円安が進行するなか、半導体を含む輸出関連株なども堅調に推移し、その後も株価を押し上げました。
12時46分に27180円まで上げた後は、高値圏での保ち合いとなり、大引けは+853円の27090円で終了。
日経平均は大幅に反発となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.2兆円台でした。
27399(10/6)からの調整は26237(10/13)で終了か?
昨日の記事で、25621(10/3)で当面の安値をつけているのであれば、ここら辺りが一旦調整するとした場合のぎりぎりのラインか?、と書いたのですが、昨日つけた26237円が安値となり、急反発となりました。
なお、前日の日中高値が26408円に対して、今日の同安値は26595円なので、180円程度マドを空けて上げる形となっております。
また、今日の上げで、日経平均は5日線(今日の時点で26648円)を大きく上回り、25日線(今日の時点27148円)を一旦タッチする水準まで回復してきています。
27399(10/6)まで上げた時は、25日線の水準で一旦頭を押さえられて下落する形となりましたが、26237円まで下げた後、再び切り返して25日線水準に再度接近する形となっております。
一旦、25日線にタッチして、押し戻された後に、再度、同線にタッチしてきているので、27399(10/6)からの調整は26237(10/13)で終わり、再度反転方向に向かい始めた可能性が高いのではないかと考えます。
なお、再度反転方向に向っているのであれば、ここから27399(10/6)を抜ける展開となり、29222(8/17)を目指す展開になると想定します。
仮にそのような展開となった場合は、10/6の記事でも書いたように、29222(8/17)を抜けることができるか否か、という所が、その先の展開を占う上での重要なポイントになってきます。