利上げペース減速を示唆したパウエルFRB議長の発言をうけ、金融引き締めへの過度な警戒感が和らいだことで前日の米国株は大きく上昇。
これをうけて今日の日経平均は、28273円で寄り付き、高寄りしたあと、9時8分に28423円まで上昇。
一時、450円程度プラスとなりました。
ただ、その後は米国の指標発表を見極めたいとの思惑から様子見姿勢が強まり、プラス圏でもみ合う展開となり、大引けは+257円の28226円で終了。
日経平均は5日ぶりに反発となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.1兆円台でした。
11/24の戻り高値からの調整が終わったのかどうか、判断できない形
日経平均はマドを空けて257円上昇し、5日線(今日の時点で28133円)を上回りました。
ただ、TOPIXはプラスとなったものの、+0.04%の上昇で、上げはわずかで、1986.46で引けました。
このため、5日線(今日の時点で1997.46)を下回っています。
米国株が戻り高値を更新しているのに対して、日本株は反発したものの、日経平均、TOPIXともに戻り高値を更新できていないので、昨日の安値で11/24の戻り高値からの調整が終わったのかどうか、今一つわからないところです。
戻り高値からの調整が終わるためには、日経平均、TOPIXともに5日線を上回り、かつ、同線が下向きから上向きに転換してくる必要があります。
しかし、米国株が高かったわりには、日本株の上げは限定的で、日経平均、TOPIXともに寄り値よりも引値が安い陰線で終了しており、5日線もいずれも下向きなので、まだ11/24の戻り高値からの調整が終わったのかどうか、判断できない形となります。