今日の日経平均は27257円で寄り付いたあと、10時21分に27339円まで上げ、前場は小高い水準で推移していました。
しかし、日銀の金融政策決定会合で、長期金利の変動幅を従来のプラスマイナス0.25%程度から0.5%程度に拡大することを決定したことを受け、為替市場ではドル安・円高が進み、債券市場では金利上昇で債券安となりました。
株式市場でも金利上昇が嫌気され、ハイテク株など主力株が軒並み安となり、14時35分に26416円まで下落。
一時下げ幅は800円を超えました。
その後、やや戻して大引けは▲669円の26568円で終了。
日経平均は4日続落で、急落となりました。
売買代金は前日よりも増加して4兆円台でした。
調整完了となる最低限の要件は揃ってきたと思われるが‥‥
本日はまさかの日銀の金融政策変更の決定を受けて、大荒れの一日となりました。
日経平均は最終的に26568円で引けたので、200日線(今日の時点で27247円)を明確に割れてきています。
ただ、日経平均が▲2.46%の下げに対して、TOPIXの下げは▲1.54%だったので、日経平均と比べてTOPIXの下げは少ない形でした。
なお、TOPIXは昨日の時点で12/8の安値1929.5を割れていなかったのですが、本日、1894.47まで下げたので、11/24の高値2023.39から二段下げの形となりました。
日経平均は昨日、12/8の安値を割れていたので、今日の下げにより、日経平均、TOPIXともに二段下げの形が示現しています。
11/24の高値から二段下げの形が示現し、日柄的にも今日の下げで同高値からの調整日柄は19日(両端入れ)となっているので、調整完了となる最低限の要件は揃ってきたのかと思われます。
ただ、日銀の金融政策変更の影響を今日1日で織り込めたのかどうかはまだわからないので、明日以降、落ち着きを取り戻すことができるのか、という点を見ていく必要はあると思われます。