前日の米株式市場で、NYダウが543ドル安で3日続落。
これをうけて今日の日経平均は、28385円で寄り付き、230円程度安い水準でスタートしました。
9時9分に28424円で日中高値をつけたあとは下げる展開となり、正午前には、日銀金融政策決定会合で現状維持の結果が発表され、この発表を受けて一時下落幅を縮小しました。
が、買い一巡後は売り直され、14時55分に28118円まで下落。
そのまま日中の安値圏で取引を終え、▲479円の28143円で終了。
日経平均は6日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも増加して4.1兆円台でした。
ここで戻りが止まるのは、まだ早いようにも感じる
前日の日中安値が28558円に対して、今日の同高値は28424円だったので、前日よりも130円程度マドを空けて下げる形になりました。
その前は、28469~28558円で、90円程度マドを空けて上げる形になっていたので、日足はアイランドリバーサルという形状が示現する形になっています。
アイランドリバーサルの示現は、一般的にはトレンド転換を示唆する、と言われています。
来週月曜日以降、下落が続き、今日空けたマドを早々に埋めることができないと、ここまで続いた戻り方向の動きに変調をきたす可能性もあります。
ただ、昨日、注目された高値を抜けて、021年9月につけた高値の30795円と、2022年8月の高値29222円をつなげたラインも明確に上に抜けてきたばかりなので、ここで戻りが止まるのはまだ早いようにも感じられます。
本日、日経平均は5日線（今日の時点で28351円）を割れてきたのですが、早々に同線を回復してくれば、まだ戻りは継続しているという事になると思います。
米株式市場でも、NYダウが32254ドルまで下落していますが、昨年12/13の34712の戻り高値から二段下げでの調整が進行しているとしたら、そろそろ調整が止まってもおかしくないところにはあります。
ということで、今日は大きく下げる形になったのですが、まだ戻り継続の流れは続いているのではないかと思われるので、まずは早期に切り返して、5日線の水準を回復できるのか、という所を注目していきたいです。
