前日の米国市場で景気への過度な懸念が後退して株高となりました。
これを受けて今日の日経平均は、28567円で寄り付き、50円程度高い水準でスタート。
9時2分に28520円まで押した後、切り返しに転じて、13時15分に28698円まで上昇。
その後は高値警戒感もあって利益確定売りが上値を抑え、大引けは+144円の28658円で終了。
日経平均は8日続伸で、昨年8月以来の高水準となりました。
売買代金は2.4兆円台でした。
レンジ相場は終焉したのか、あるいは、まだ継続中なのか?
今日の高値は28698円まであったので、3/9の高値28734円まで、あと30円程度の水準まで迫りました。
引き続き、強い地合いが継続しています。
26632(3/16)の安値から反転上昇となっているのですが、現状、当該安値から3波目の上昇をやっているところではないかと思われます。
1波:26632(3/16)→ 28287(4/4)
2波:28287(4/4)→ 27427(4/7)
3波:27427(4/7)→ 現在進行中
この先は、3波目の上昇後に4波目の下落があり、再度の上昇で5波目の上げがあってから、上げが一段落するとみています。
なお、この上げで、どこまで上値を試すことができるのかが、その後の相場の行方を占う上で重要なポイントになると思っています。
上値が大きく伸びれば、2021年9月につけた高値30795円から長く続いているレンジが相場が終焉し、本格的な上昇に移行したとみることができます。
しかし、想定よりも上値が伸びない場合は、まだレンジ相場が終わっていないという見方が強くなるため、今回の上げ局面が終了した後は再度レンジ下限である25000~26000円あたりまで下落する可能性もありうると思っています。
ということで、今回の上昇で、上値をどこまで伸ばすことができるのかを注意してみていきたいと考えています。