前日の米国株市場は、NYダウが小幅安となる一方、ナスダックは小高く引けるなど、高安まちまちの展開でした。
ただ、日経平均は、29020円で寄り付き、70円程度高い水準でスタート。
10日発表予定の4月の米消費者物価指数を前に様子見ムードが強かったものの、買い意欲が旺盛で、その後は上値を伸ばす展開に。
14時32分に29262円まで上昇して、日中の高値近辺でクローズ。
日経平均は+292円の29242円で、反発して終了しました。
売買代金は3.2兆円台でした。
引き続き、上値追いの地合いは続く
日経平均は5/2に29278円で高値を付けた後、28931(5/8)まで一旦下押ししました。
ただ、それ以上下がらずに本日反発してきたので、4/28~5/1にかけて空けたマド(28879~29016円)は完全に埋めずに切り返す形になりました。
このため、形状としては強い形を維持しているので、引き続き、上値追いの地合いは続くとみられます。
なお、日経平均は5/2の高値まで届きませんでしたが、TOPIXは、日中高値が2097.55まであり、5/2の高値2084.16を超えてきました。
これにより、2021年9月につけた高値2120.18まで、あと20ポイント程度にまで迫りました。
日経平均は2021年9月につけた高値30795円まで、まだ間があるのですが、TOPIXは同高値まで指呼の間です。
日経平均に先んじてTOPIXが2021年9月につけた高値を抜けてくることは相場のフォロー要因になりますので、ここからTOPIXが同高値を超えられるかどうかは、目先注目されるポイントになります。