前日の米国株市場で、ナスダックが上昇した一方で、NYダウは小幅ながら3日続落で、高安まちまちの展開。
これを受けて今日の日経平均は、29110円で寄り付き、10円程度安い水準で開始。
9時3分に29165円で日中高値をつけたあとは、9時28分に29028円まで下落。
そこから戻して、引けは+4円の29126円で終了。
日経平均は小幅反発となりました。
売買代金は2.9兆円台でした。
為替がやや円高方向に振れているのは、気になるところ
5月3日から為替がやや円高方向に振れていることもあり、日経平均は29278(5/2)で高値を付けた後、高値圏で持ち合いの動きとなっております。
今日の日経平均は寄り値とほぼ同水準で引けたことから、日足の形状は十字線。
5日線(今日の時点で29119円)と同水準で引けており、このまま同線を維持したまま上昇基調を維持するのか、あるいは同線を下回ってくるのか、どちらの方向に動いてくるのか、やや見えづらい感じです。
29278(5/2)で高値をつけたあと、翌営業日に28931(5/9)まで下げたのですが、4/28~5/1にかけて空けたマド(28879~29016円)を完全に埋めずに切り返してきたので、強いかと思ったのですが、そこから昨日、今日と動きが止まっています。
ここから29278(5/2)の高値を抜けてくれば戻り基調は継続となりますが、28931(5/9)を割り込んでくると、調整方向の色合いがやや強くなってきます。
なお、ここにきて為替がやや円高方向に振れているのは、気になるところです。
ドル円は、直近で25日線を割れてきており、このまま円高基調が継続すると、5日線が25日線を下回るミニデッドクロスが示現します。
為替が円高方向に振れてくると、戻り基調にある日経平均の足を引っ張る可能性もあるので、やや注意が必要かなと思っております。