前週末の米国株市場では、NYダウが小幅ながらマイナスで引け5日続落となったほか、ナスダックも3日ぶりに反落するなど冴えない展開でした。
しかし、今日の日経平均は29547円で寄り付き、160円程度高く始まったのち、9時37分に29629円まで上昇。
その後、9時56分に29475円まで値を下げましたが、そこから切り返して大引けは+238円の29626円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は3.1兆円台でした。
戻り基調継続。懸念要素はあるものの、素直に流れについていく局面
先週木曜日の記事で、「29278(5/2)の高値を抜けてくれば戻り基調は継続となりますが、28931(5/9)を割り込んでくると、調整方向の色合いがやや強くなってきます」と書いたのですが、金曜日に29278(5/2)の高値を抜けてきたので、戻り基調継続となりました。
ここから29278(5/2)の高値を抜けてくるか。それとも28931(5/9)を割り込んでくるか?
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週明けの本日もその流れを引き継いで、NYがさえなかったのですが、上値追い継続となり、29629円まで上値を伸ばしました。
TOPIXの高値も2114.86まであり、2021年9月の高値2120.18まで、わずかに迫りました。
現在、決算発表が進んでいるのですが、日経平均のEPS(1株あたり利益)がやや伸び悩んでいる点や、米国株市場で、NYダウや、その先行指標となりやすいダウ輸送株平均が冴えないなど、懸念点もあります。
が、流れとしては、戻りトレンドが継続しており、まだ、これが止まるような動きは見られません。
ので、上値追いの動きが止まるなど、変化が感じられる要素が出てくるまでは、この地合いに素直についていく形がよいのではないかと考えます。