前日の米国株市場で、NYダウは6日ぶりに反発しました。
これを受けて今日の日経平均は、29838円で寄り付き、210円程度高い水準でスタート。
その後の安値は11時13分の29779円で、12時36分に29916円まで上昇しました。
大引けは+216円の29842円で、日経平均は3日続伸。
昨日の米株市場で、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が急反発したのを引き継ぐ形で、半導体関連株が強い動きを示し、全体相場を牽引する形となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.5兆円台でした。
日経平均は2日連続でマドを空けての上昇で、仮に明日もマドを空けて上げると三空叩き込みの形になるが……
本日、TOPIXの高値は2127.77まであり、引けは2127.18で終了したので、2021年9月の高値2120.18を超えてきました。
これにより、TOPIXは、1990年8月以来、約33年ぶりの高値圏に浮上しました。
日経平均は2021年9月の高値30795円をまだ超えることができていませんが、TOPIXが一足早く同高値を抜けてきたので、レンジ相場抜けの可能性が出てきました。
ただ、ここから上値が重くなってくると、2021年9月の高値と今回つけた高値でダブルトップをつける形になります。
ダブルトップをつけると、天井打ちのシグナルが点灯することになるのですが、ここ最近の上昇ペースから鑑みると、ダブルトップで天井打ちとなる可能性は低いのではないかと思われます。
なお、昨日、今日とで2日続けてマドを空けて上げる形となっています。
仮に明日もマドを空けて上げる形となると、三空叩き込みで、売りシグナルが点灯することになるのですが、夜間市場で日経平均先物が29890円あたりで推移しているので、仮に明日も上げる形になったとしても、三空での上げは示現しないと思われます。
引き続き、どこまで上値を伸ばせるのか、相場の流れについていく局面になるかと考えます。