前日の欧州株市場が全面安だったほか、米国株市場でもNYダウをはじめ主要株価指数が揃って下落。
これを受けて今日の日経平均は、30886円で寄り付き、前日終値近辺でのスタートとなりました。
その後、9時1分に30853円で日中安値をつけたあと、切り返す展開となり、10時27分に31185円まで上昇。
そこから一度下押す場面もありましたが、引けにかけて上げる動きとなり、大引けは+260円の31148円で終了。
日経平均は、反発となりました。
売買代金は3.5兆円台でした。
日経平均は、31352(5/23)からランニングコレクションという強い修正波のパターンか?
日経平均は昨日、大きく下げる展開となり、5日線(今日の時点で31102円)を割れたのですが、今日の反発で再び同線を回復する動きとなりました。
5/23に31352円で高値をつけてからの動きを見ますと、以下のとおりになっています。
31352(5/23) → 30566(5/24)
30566(5/24) → 31560(5/29)
31560(5/29) → 30785(5/31)
30785(5/31) → 反発中
ここから、31560(5/29)を抜けてくると、31352(5/23)から30785(5/31)までの動きはランニングコレクション(※)という動きになり、動きとしては強い動きとなります。
(※)ランニングコレクションは、安値を切り上げて高値を更新していくパターンの修正波で、非常に強い上昇相場の時に出現する可能性があるフォーメーションと言われています。
なお、今日はTOPIXも切り返す動きとなっており、2149.29で引けています。
これにより、5日線(今日の時点で2149.12)を超えるとともに、下向きだった同線も上向きに転じているので、昨日の安値で目先調整が終わった可能性も出てきています。
昨日の記事では25日線近辺まで下げる可能性もあるかということを書いたのですが、明日も上昇となれば、昨日の安値で目先調整が終わり、日経平均は31560(5/29)の高値を抜けてくる動きに入る可能性が強くなってくると考えます。