前日の米株式市場では、パウエルFRB議長のタカ派発言が警戒され、米長期金利が上昇してハイテク株などが売られました。
これを受けて今日の日経平均は、32491円で寄り付き、150円程度安い水準でスタート。
9時48分に32248円まで下げて、一時下げ幅は400円近くになりました。
ただ、売り一巡後は買いなおされて下げ幅を縮小する展開に。
大引けは▲78円の32568円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は4.1兆円台でした。
日経平均は5日線の水準は維持しており、同線も上向きなので、戻り基調は継続中
今日の日経平均は下げた後、切り返したので、日足の形状は下ひげありの小陽線でした。
5日線(今日の時点で32472円)の水準は維持しており、同線も上向きなので、戻り基調は継続です。
ただ、11/6に32766円をつけてからは横ばいでの動きとなっているので、仮に月曜の終値が11/6の引け値である32708円を下回ると、5日線が下向きに転換します。
米国の長期金利も4.5%まで下げた後、切り返す動きとなっているので、このまま再度金利が上昇する動きとなるのか、あるいは、一旦戻した後、低下基調に向かうのか、どちらの方向に向かうのか、動向が気になるところです。
というわけで、今日の時点では日経平均の戻り基調が継続するのか、あるいは、再度下値を試す方向に向かうのか、まだ判断はつかずとなります。
ただ、10/30の30538円の安値から、今日の時点で日柄としては9日(両端入れ)経過となっています。
仮に10/30の30538円の安値からの戻りがリバウンドであるならば、戻り基調はそう長くは続かないと思われるので、来週から再来週あたりには戻り基調が継続するのか、あるいは、再度下値を試す方向に向かうのか、方向性は見えてくるのではないかと考えます。