前週末の米国株市場は、米10年債利回りの上昇一服などを好感して、ハイテク株中心に買いが入り、主要指数は大幅高でした。
これを受けて今日の日経平均は、32818円で寄り付き、250円程度高い水準でスタート。
9時6分に32913円まで上げました。
買い一巡後は上値を買い進む動きが見られなかったことで、下げに転じて、14時6分に32499円まで下落。
一時60円程度マイナスとなる場面もありました。
大引けは+17円の32585円でクローズ。
日経平均は小幅反発で、売買代金は3.7兆円台でした。
日経平均の5日線は下向きになったが……
今日は小幅反発となりましたが、高寄り後に上げ幅を縮小して引けたので、日足の形状は陰線でした。
なお、日経平均の5日線は32447円で、11月1日から上向き基調だった同線が約2週間ぶりに下げに転じてきました。
ただ、今日の時点で引け値は5日線よりは上となっています。
また、明日になると、5日前の引け値は32271円となるので、これよりも下にいかないと5日線で下向きの動きが継続しないということになります。
というわけで、とりあえず今日、5日線が下向きに転換するという動きにはなりましたが、今日の時点でまだ引け値が5日線よりも上にあり、また、同線の下向き基調も継続しそうな感じではないため、現時点ではまだ方向性がはっきりしないということになります。
ただ、11/8の32049円を割れてくると、5日線の下向き基調がはっきりしてくるので、そうなると、戻り局面終了となる可能性が強くなってくるのかと考えます。