前日の欧州株市場がほぼ全面安商状に売られたほか、米国株市場も小幅下落となりましたが、今日の日経平均は33520円で寄り付き、70円程度高い水準でスタートしました。
ただ、日中高値は寄り直後につけた33545円までで、そこから10時41分に33298円まで値を下げました。
その後は下げ幅を縮めたものの、大引けは▲39円の33408円で、昨日に続いて続落での引けとなりました。
売買代金は3.3兆円台でした。
昨日ゴールデンクロスが示現しており、弱気と強気のサインが両方出ている状況
今日の日経平均は続落となりましたが、騰落銘柄数は、値上がりが970銘柄に対して、値下がりが635銘柄で、値上がり銘柄が優勢でした。
ただ、寄り値よりも引け値が低かったので、日足の形状は陰線となり、これで11/24から陰線が3本並ぶ形になりました。
これは三羽烏と言われる形状で、高値圏で示現すると売り優勢となります。
前回、9/15に33634円で戻り高値をつけた後、9/19~21にかけて三羽烏が示現しているのですが、この時は30487(10/4)まで下落する展開となりました。
なお、日経平均は昨日、そしてTOPIXは本日、25日線が75日線を上回るゴールデンクロスが示現しています。
ゴールデンクロスの示現は強気サインなので、現状は、弱気と強気のサインが両方出ている状況になります。
これの両方が正しいということはないので、どちらかがダマシということになります。
直近ではドル円が円高気味に動きつつあるので、感覚的には売り優位の状況になりつつあるのではないかとも思うのですが、NY株が堅調なので、まだはっきりした方向性は出ていません。
引き続き、動向を注視といったところかと思われます。