前日の米国株市場で米長期金利の上昇を背景にハイテク株中心に売りがかさみ、主要指数は下落して終了。
これを受けて今日の日経平均は、33022円で寄り付き、200円以上下げて開始しました。
9時1分に33089円で日中高値をつけたあと、下げ幅を拡大し、10時40分に32726円まで下落。
一時、下げ幅は500円を超えました。
その後はもみ合いとなり、大引けは▲455円の32775円で終了。
日経平均は大幅安で、3日続落となりました。
売買代金は3.5兆円台でした。
調整局面入りとする見方がやや強まってきたか?
今日の日中安値は32726円まであり、11/14~15で空けたマド(32836~33096円)を完全に埋めてきました。
また、引け値は32775円なので、25日線(今日の時点で32808円)をやや割れてきました。
昨日の記事で、「ここからマドを埋めて11/6につけた32766も割れてくるようだと、30538(10/30)からの反発は33853(11/20)で終了し、調整局面に入ったとする見方が有力になってくると考えます」と書いたのですが、今日はマドを完全に埋めてきて、11/6につけた32766も割れてきました。
この点からすると、30538(10/30)からの反発は33853(11/20)で終了し、以降、調整局面に入ったとする見方がやや強まってきたように思われます。
11/27に、25日線が75日線を上回るゴールデンクロスが示現しているのですが、ここまでの動きを見る限り、このゴールデンクロスの示現はダマシだった可能性の方が強いような感じもします。
なお、今のところ、NYが下げて、日本株が下げるという展開ではなく、日本株がNYに先行して下げる形になっています。
現状、NY株は崩れていないのですが、仮にここからNY株も崩れてくるような展開になると、日本株に更に下押し圧力がかかってくる可能性が高くなってくるので、NY株の動向もここからは注意して見ていった方がよいかと考えています。