日銀による金融政策修正に対する警戒感が強まるなか、前日のニューヨーク市場で為替相場は一時1ドル141円台まで急激な円高が進行。
これを受けて今日の日経平均は、32600円で寄り付き、250円程度安い水準でスタート。
その後も売りが継続して、14時26分に32205円まで下落し、下げ幅は600円を超えました。
そこからやや戻したものの、大引けは▲550円の32307円で終了。
日経平均は大幅続落となりました。
売買代金は、メジャーSQで膨らみ、4.8兆円台でした。
日経平均とTOPIXの間で、高値をつけた時期が異なるダイバージェンスが示現
業務が超多忙で、更新が数日飛びました。
さて、相場なのですが、今日の日経平均の日中高値が32604円に対して、前日の同安値は32814円なので、210円程度マドを空けて下げる形になりました。
また、今日の下げにより、75日線(今日の時点で32372円)を割れてきました。
なお、日経平均は32853(11/20)で高値をつけているのですが、TOPIXの高値は9/15につけた2438で、日経平均とTOPIXの間で、高値をつけた時期が異なっています。
このような現象をダイバージェンスというのですが、ダイバージェンスの示現はトレンド転換を示唆するサインになります。
この点は11月20日の記事でも、「ダイバージェンスの示現はトレンド転換を示唆するサインとなるので、要注意です」と書きました。
というわけで、日経平均は32853(11/20)で高値をつけて、ここから4年サイクルの安値にむけた調整局面に入った可能性が強まりました。
なお、ここからの日経平均の下値のメドとしては、200日線がある31112円あたりというのが一応考えられるのですが、今の流れからすると、そこでは止まらないのではないかという感じもしています。
その場合は、30487(10/4)、30551(10/24)、30538(10/30)と3回安値をつけた30500円近辺が考えられるのではないかと考えます。