前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて安く、米国株市場でもハイテク株中心に売り込まれ、ナスダックが4日続落でした。
これを受けて今日の日経平均は、33193円で寄り付き、270円程度安い水準でスタート。
9時19分に32693円まで売られて、一時下げ幅は700円を超えました。
しかし、その後は急速に戻り足に転じ、14時38分に33299円まで戻し、そのまま日中の高値圏で取引を終了。
大発会の日経平均は、▲175円の33289円となりました。
売買代金は4.1兆円台でした。
米国株市場で、ナスダック指数は4日続落となったが……
前日の米国株市場で、NYダウはまだ高値圏に位置しているのですが、ナスダックは12/28の15150をピークに14592まで下がり、25日線(昨日の時点で14637)を割れてきました。
ナスダックは10/26の12543の安値から切り返しの動きとなり、以降、25日線よりも上の水準で推移してきたのですが、昨日、同線をやや割れる水準まで下げてきたので、これまでの一本調子で戻る動きにやや変化が出てきました。
これをうけて、今日の日経平均は一時大きく売られたので、日本株にも変化の兆しが出てくるのかとも思ました。
が、朝方売られた後、切り返す動きとなったので、日経平均の日足は下ひげありの小陽線となりました。
また、今日は日経平均と比べてTOPIXの動きが堅調で、TOPIXはプラスで終了となりました。
騰落銘柄数も、値上がり銘柄が1216に対して、値下がり銘柄は410で、値上がり銘柄優勢でした。
これらの動きを見る限り、戻り基調に変化が生じたとはまだ言えず、引き続き、高値更新となる可能性は残している形になると思われます。
ただ、ナスダック指数は4日続落となり、これまでの一本調子で戻る動きからやや変化する兆しも感じられますので、この下げが一過性の動きで終わり、すぐに切り返しの動きとなるのか、という点についてはウォッチしておく必要はあると思います。