前日の米国株市場では、FOMC後のパウエルFRB議長の記者会見がややタカ派的な内容で、早期利下げ期待が剥落し、ハイテク株中心にリスク回避の売り圧力が強まり、下落となりました。
これを受けて今日の日経平均は、36008円で寄り付き、280円程度安い水準でスタート。
9時12分に36146円まで戻した後、13時46分に35924円まで下落。
一時下げ幅は300円を超えました。
そこから引けにかけてやや戻し、大引けは▲275円の36011円で終了。
日経平均は、反落となりました。
売買代金は4.5兆円台でした。
騰落レシオ(25日)は昨日の時点で137%まで上昇し、過熱感は出てきている
先週金曜日に、フィラデルフィア半導体株指数であるSOX指数がマドを空けて下落したので、1月29日の記事でやや気になる点になるかという事を書いたのですが、同指数はその後、1日反発を挟んで2日下落となっており、25日線は維持しているものの、調整気味の動きとなっております。
昨日は米国株市場で、ナスダック指数が2.23%下落し、やや下げがきつい展開となっております。
ナスダック指数はマドを空けて下げる形になっているので、これが一時的な動きですぐに切り返してマドを埋めてくるのか、あるいは、マドを埋め切れずに下落が続くのか、注意するべきポイントになります。
昨日の米国株の下落をうけて、日本株も今日は下落となりましたが、日経平均の下落率は▲0.76%、TOPIXの下落率は▲0.67%で、今のところ、まだそれほど大きな下げとはなっていません。
ただ、騰落レシオ(25日)は昨日の時点で137%まで上昇してきていますので、過熱感は出てきています。
これまで堅調に推移してきた米国株に変調をきたすようであれば、日本株にもその影響は出てくると思いますので、目先的には米国株の昨日の下げが一過性のもので終わるのか否かという点を注視するところかと考えます。