前週末の米国株市場で、1月の米雇用統計がコンセンサスを上回る非常に強い内容で、FRBの早期利下げに対する期待感が後退したものの、NY株は高値を更新する強い展開でした。
これを受けて今日の日経平均は、36419円で寄り付き、260円程度高い水準でスタート。
9時4分に36452円まで上昇しました。
その後、10時19分に36213円まで値を下げて上げ幅を縮小しましたが、そこから切り返して大引けは+196円の36354円でクローズしました。
売買代金は4.8兆円台でした。
米国株は引き続き堅調で、高値更新を継続
前週末の米国株市場で、ナスダック指数は大幅上昇となり、1/30~31にかけて空けたマドを完全に埋めたほか、1/29の高値を抜けて高値更新となりました。
このため、ナスダックで変調の兆しが出ているのではないかと見ていた見方はなくなりました。
なお、日本株については、日経平均が1/23に36984円で高値をつけてから、同高値水準を抜けないという動きがしばらく続いています。
今日も、米国株が高値を更新したので、日本株も後追いで高値抜きに挑戦してもおかしくはなかったのですが、日経平均の日中高値は36452円までで、高値まであと500円程度の所までの上昇にとどまりました。
ただ、日経平均の動きは今ひとつだったのですが、TOPIXの高値は2561.29まであり、1/23につけた高値2565.89に近い所まで上昇する場面もありました。
米国株が再度高値追いとなれば、日本株もそれに追随して高値更新となる可能性もありますが、ただ、局面としては上げ過程の中では最終局面に近い所にいるという認識は変わらずなので、どこで変化が出てくるのかを引き続き注視していく局面にあるかと考えます。