前日の米株式市場は、半導体関連株などに売りが膨らみ主要指数が下落。
これを受けて今日の日経平均は、38191円で寄り付き、170円程度安い水準でスタート。
10時24分に38339円まで上げて下げ幅を縮小した後、12時49分に38095円まで下落しました。
ただ、そこからは押し目買いが入って、切り返しに転じて、大引けは▲101円の38262円で終了。
日経平均は3日続落となりました。
売買代金は4.2兆円台でした。
裁定買い残高は1.6兆円台まで増加
日経平均は38865円で高値をつけた後、3日続落となっています。
ただ、下げ幅は小さいので、現時点では高値から600円程度低い水準に位置する形になっています。
米国株市場では、ナスダックが2/12に16080で高値をつけてから2/13に15551まで下落。
そこから切り返したものの、2/15の15911までで戻りが止まり、昨日、一時、15508まで下げ、2/13の15551を割り込んでいます。
ただ、昨日の日足は下ひげを残す形の小陰線なので、ここからまた切り返して、2/12につけた16080の高値を再び目指す可能性もあります。
そのような形になると、まだ上げ基調は継続となるのですが、一方で、昨日つけた安値15508を割れてくると、基調に変化が出てくるのかと思われます。
日本市場に関しては、信用買い残の評価損率が直近で▲6.91%まで低下してきているほか、2/16時点の裁定買い残高も1.6兆円台で高水準です。
この水準は、昨年9月15日の1.5兆円台以来の水準となります。
日経平均の75日線との乖離率も、2/16に38865円で高値を付けたときに12.83%まで拡大しました。
今のところ、大きく売られるような材料が示現しているわけではないのですが、株価が高値圏にあることを示す指標は出てきているので、各種指標面から見ますと、いつピークアウトしてもおかしくない局面に入っているのではないかと考えています。