前日の米国株市場ではＮＹダウが下げたものの、ナスダック総合株価指数は続伸し史上最高値を更新。フィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ指数）も最高値をつけました。
これを受けて今日の日経平均は、38880円で寄り付き、小幅高で開始。
その後、9時30分に39141円まで値を上げました。
しかし、そこからは急速に買い気がしぼむ格好となり、下値を探る展開に。
大引け前の14時56分に38524円まで下げて、大引けは▲298円の38556円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は4.3兆円台でした。
日本市場は日経平均、米国市場はNYダウが目先正念場
米国株市場では、ナスダックは強いものの、ここにきてNYダウが弱含みで、方向性にやや欠ける展開です。
NYダウについては、昨日38706ドルまで下げてきており、ここから5/2~3にかけて空けたマド（38295~38518）を埋めてくるようだと、39889（3/21）と40077（5/20）でダブルトップをつけて目先天井打ちしたとする見方が強くなってくると思われます。
ので、40077（5/20）からの調整がこの近辺で止まるかどうかが注目されます。
日本株については、TOPIXはまだ堅調なのですが、日経平均にはやや軟化の兆しが見られます。
41087（3/22）から36733（4/19）まで下げた後、39437（5/20）まで戻したものの、そこから上値を伸ばせない状態が続いています。
このため、週足では、13週線を超えられずに頭を押さえられる形が続いており、同線も上向きから下向きになってきています。
日足でみると、25日線（今日の時点で38423円）よりもまだ上に位置していますが、同線を明確に割り込んでくると、36733（4/19）の安値を再度試す動いてくる可能性が強くなってくるのではないかと思われます。
というわけで、日米ともに（日本の場合は日経平均、米国の場合はNYダウ）目先、正念場を迎えているのではないかと考えます。
