前日の米国株市場でNYダウが反落したことを受け、利益確定の動きが誘発されて今日の日経平均は38702円で寄り付き、220円程度安い水準でスタート。
10時26分に38591円まで下げて、一時下げ幅は300円を超えました。
ただその後は押し目買いが入り、13時18分に38895円まで上昇。
大引けは▲85円の38837円で下げ幅を縮小してクローズしました。
売買代金は4.2兆円台でした。
NYダウの反転傾向はまだ続くのか? 4/17の37611ドルの安値は重要な節目
日経平均、TOPIXともに4/19に安値をつけてから反発局面にあるのですが、日経平均よりもTOPIXの戻りがよく、TOPIXは昨日2809.53まで戻り、3/22につけた2820.45の高値に接近しました。
一方、日経平均の昨日の高値は39032円で、3/22につけた41087円の高値はまだだいぶ遠く、直近の高値である5/20の39437円にも届かずとなっています。
日経平均よりもTOPIXの動きが良い方が、地合いは強いということになるのですが、TOPIXの動きに日経平均がなかなか追いつけないようだと、地合いが悪くなってくる感じが徐々に強くなってきます。
なお、米国株ではNYダウが5/30に38000ドルまで下げて、5/2~3にかけて空けたマド(38295~38518)を完全に埋めた後、5/31に大きく反発し、昨日も下げた後に戻して引けています。
ここ2日ほどの動きを見る限り、更に反転傾向は続くかとも思えるのですが、仮に反転に失敗して5/30の38000ドルを割れてくると、4/17の37611ドルの安値が次の節目になります。
4/17の37611ドルの安値は重要な節目で、これも割り込んでくるようだと、3/21の39889と5/20の40077でダブルトップをつけた形が明確になり、昨年の安値32327ドルから続いた下値切り上げ型の形状も変化してトレンド転換がより鮮明になってきます。
ので、ここを維持できるかどうかは結構重要なポイントになると考えます。