今日の日経平均は、38689円で寄り付き、先週金曜日の終値並みで開始しました。
前週末発表された5月の米雇用統計は、市場コンセンサスを上回る内容で米長期金利の上昇が顕著となったものの、米株市場が比較的底堅い動きだったことで投資家の過度な不安心理が緩和され、寄り後は徐々に上値を伸ばす展開に。
14時に39081円まで上昇し、引け値は+354円の39038円で終了。
日経平均は反発となり、引け値で39000円台を回復しました。
売買代金はやや低調で、3.3兆円台でした。
TOPIXコア30は6/3に3月高値を更新
日経平均は41087(3/22)で高値をつけたあと、36733(4/19)まで、1か月程度下落。
そこから切り返す動きが2か月程度続いています。
日経平均の36733(4/19)の安値をつけた後の戻り高値は39437(5/20)になるので、41087(3/22)の高値までまだだいぶ距離を残しています。
週足ベースでみても、13週線を今日の引け値ベースではやや上回っているものの、それをなかなか超えられない動きが継続しています。
その一方で、TOPIXの動きは堅調です。
週足ベースでみても、13週線を割れずに継続して推移しています。
TOPIXの中で、時価総額と流動性が高い30銘柄で構成されるTOPIXコア30の動きをみても、6/3に1486.57まで上昇し、3/22につけた1485.76を抜いています。
現時点では、日経平均の動きはよくないものの、相場の実態を示すTOPIXの動きは堅調なので、相場の実態としては強いということになります。
なお、今年については米国株の動きを警戒するべきではないかと見ているのですが、現時点では高値保ち合いの様相で、まだ崩れそうな気配というのは明確に出ていません。
米国株が崩れなければ、今のような動き方(TOPIXは堅調で、日経平均はそれに引っ張られるという動き方)がまだしばらく続く可能性があります。
この場合、TOPIXが高値をとっても、日経平均は高値をなかなか抜けられないという動き方になる可能性もあるのではないかと考えられます。