前日の米国株市場ではNYダウは取引終盤にかけて小幅マイナス圏に沈んだものの、ナスダックは終始強調展開で、連日最高値更新となりました。
これをうけて今日の日経平均は39182円で寄り付き、300円程度高い水準でスタート。
寄り直後の9時に39252円まで値を上げました。
ただ、その後は失速する形になり、大引け前の14時59分に38689円で日中安値をつけて、大引けは▲156円の38720円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は3.9兆円台でした。
4月19日に安値をつけてから、戻り局面にあるが、戻りは鈍い
米国株市場で、NYダウの動きは今一つなのですが、ナスダックとS&P500は堅調で、高値を更新する動きとなっています。
これをうけて今日はプラスで引けてもおかしくなかったのですが、プラスで始まった寄りから失速して、結局マイナスで終わりました。
日本株は4月19日に安値をつけて、以降、反発局面にあります。
間もなく、安値をつけてから2か月が経過することになるのですが、その間、戻り歩調にあるにもかかわらず、TOPIX、日経平均ともに3月につけた高値を更新できない状況が続いています。
日経平均と比べてTOPIXは堅調なのですが、今のところ4月19日につけた2598の安値以降の戻り高値は2809で、3月につけた2820の高値を抜けることができていません。
なお、4月19日に安値をつけてからのチャートの波形をみると、波の重複が多い形になっています。
また、4月19日に安値をつけてから、上昇トレンドに転換しているのであれば、高値更新にここまで時間はかからないのではないかと思われます。
以上のような点から見ると、4月19日に安値をつけてからの戻りは、上昇トレンドに転換しての戻りではなく、調整局面の中の中間反騰での戻りである可能性の方が強いような感じがします。
仮にそうであれば、中間反騰での戻りはそう長くは続かないと思わないので、3月下旬から1か月程度下落した下げの二段目の動きがいずれ始まるのではないかと考えます。