前週末の米株市場は、長期金利上昇を背景に主要指数はマイナス圏に沈む動きとなりました。
ただ、今日の日経平均は39839円で寄り付き、250円程度高い水準でスタート。
9時18分に39942円まで上げ、4万円の大台まであと50円程度に迫る場面もありました。
その後は、半導体関連などが目先高値警戒感も意識されて、利益確定売り圧力が上値を重く展開に。
14時18分に39537円まで下げて、一時は前日比でマイナスとなる場面もありましたが、そこから切り返して大引けは+47円の39631円で終了。
売買代金は3.8兆円台でした。
エヌビデアや、SOX指数は小休止後に再度上昇となるのか?
今日は、日経平均は+0.12%と伸び悩みましたが、TOPIXは+0.52%で、一時2838.67まで上昇しました。
TOPIXは先週金曜日に3/22の高値2820.45を抜き、今日も高値更新となりました。
一方、日経平均は3/22の高値41087円までまだ距離を残しています。
TOPIXの上昇に引っ張られて日経平均がどこまで上げることができるのかは、注目されるポイントです。
TOPIXがさらに上値をのばして高値を更新しても、日経平均が3月の高値を更新できないようだと、片肺状態となり、健全な上昇相場とは言えません。
仮にここから上昇が続いても、日経平均が3月の高値を更新できないと、日経平均は3月の高値とここからつける高値でダブルトップをつけることになります。
また、TOPIXが高値を更新しても、日経平均が3月高値を抜けないと、ダイバージェンスが示現することになります。
ダブルトップをつけて、TOPIXと日経平均との間でダイバージェンスが示現すると、目先やや強めの天井打ちのサインが示現することになると思います。
ので、ここから日経平均が3月高値を抜けることができるのかという点は、注目されるポイントになります。
なお、ナスダックの上値追いの動きが続くのかどうかも注目されます。
ここまで市場をけん引してきたエヌビデアや、SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)に目先やや息切れ感も出てきているようにも思えます。
今の動きが一時的な小休止で、更に上値追いの動きが続けば問題はないのですが、ここで上値追いの動きが止まるようだと、変調の兆しが出てくることになります。
ので、米国株市場も動きも目先的には注目されます。
※記事訂正:米国株市場の休場時期を勘違いしていたので、修正しました。