前日のNY市場は休場で、今日の日経平均は41009円で寄り付き、90円程度高い水準でスタート。
9時4分に41100円まで上昇しました。
そこから上げ幅を縮小して、12時43分に40746円まで下落し、一時は160円程度マイナスとなりました。
その後は引けにかけて下げ幅を縮小して、▲1円の40912円で終了。
日経平均は小幅下落となりました。
売買代金は4兆円台でした。
日経平均、TOPIX、ナスダック、S&P500は高値更新となる一方で、NYダウのみ5月の高値を抜けていない
今日の日経平均は41100円まで上昇したので、3月22日のザラ場高値41087円を抜けてきました。
昨日、引け値ベースで3月高値を抜け、そして本日、ザラ場でも高値を抜いたことになりました。
TOPIXが先行して高値を抜けた一方で、日経平均は3月高値までやや距離を残していたので、同高値を超えられないのではないかとみていました。
が、保ち合いを抜けた後の上げのピッチが速く、TOPIXに続いて日経平均も高値更新の展開となりました。
これにより、TOPIXと日経平均で高値を付けた時期が異なる、ダイバージェンス状態の示現は回避されました。
国内では主要指数が高値更新となりましたが、米国株市場では、ナスダックとS&P500が高値更新となる一方で、NYダウは保ち合いの中で動く形になっており、5月につけた高値を抜けずという状態になっています。
このNYダウがここからリカバーする動きになって高値を抜けてこれるのかという点と、ここにきて若干軟化する動きがみられたドル円が早期に再びドル高方向に回帰できるのか、というあたりぐらいが直近の気になる点となります。
また、日本株については、しばらく続いた保ち合いを抜けた後、比較的短期間で上昇する動きになっています。
保ち合いを抜けた後、比較的短期間で上昇するのですが、その上げの期間も短いというパターンも一応あるので、今回の上昇がそのパターンに該当するかどうかの見極めも必要になるかと思います。