前日の米国株高をうけて、今日の日経平均は37847円で寄り付き、400円以上高くスタート。
9時12分に37738円で日中安値をつけたあと、上値を切り上げて12時45分に38236円まで上昇。
そこからはもみ合う形になりましたが、大引けは+674円の38062円で終了。
日経平均は反発となり、引け値で38000円台を再び回復しました。
売買代金は3.9兆円台でした。
信用買い残高の多さは今後の上値を抑える要因だが、NY株の堅調地合いが続けば日本株の戻り地合いも継続
先週金曜日に日経平均はマドを空けて大きく上昇。
200日線も一気に抜いてきました。
また、7/26の37611円の安値を抜けて、本日、38236円まで上昇してきました。
これにより、42426(7/11)からの下落は31156(8/5)の安値まで、3波構成での下げで終了。
以降は反発局面入りとなりました。
戻りの一つのメドとなる200日線(今日の時点で37085円)も超えてきているので、以降は同線を維持した形での反発傾向が続くのかというのが一つの焦点となります。
なお、今回の急落をうけて、裁定買い残高は、7/12の2兆6817億円から直近で1兆3441億円まで減少しています。
ピークの半分程度となっているので、裁定買い残高がネックとなってくる可能性はかなり減りました。
一方で、信用買い残高は、8月9日時点で3.9兆円あり、7月26日のピークの4.9兆円からまだそれほど大きくは減ってきていません。
日経平均は、31156(8/5)で安値をつけてから反発して、38236円まで上昇してきており、11日(両端入れ)で7080円の上昇と急ピッチで回復してきていますが、信用買い残高などが重しとなって、ここからは上値が重くなる可能性もあります。
ただ、NY株が堅調で、7月につけた高値を再び抜いてくる可能性もあります。
NY株が崩れなければ日本株も崩れる可能性は低く、戻り地合いがまだしばらく続く可能性もあると考えます。