先週末の米国株高をうけて、今日の日経平均は34006円で寄り付き、400円程度高い水準でスタート。
9時12分に34325円で日中高値をつけた後、伸び悩んで10時51分に33887円まで下落。
そこからはやや持ち直して+396円の33982円で終了。
売買代金は3.8兆円台で、4兆円の大台には届かずでした。
ここからの戻りが下落途中のリバウンドか、上げ波動に転換したのかを見極めるのは、ここからの戻り次第
4月7日の記事で、
日経平均は暴落となったが、セリングクライマックスで底打ち接近か?
と書いたのですが、4月7日に30792円で安値をつけてそこから反発となりました。
米国株も4/7に安値をつけて反発となっているので、しばらくはリバウンド局面になるかと思われます。
米国株は、3月中旬あたりにつけている安値(以下)を超えてこられるかが目先的にはポイントになると思います。
NYダウ:3/13の40661
S&P500:3/13の5504
ナスダック:3/11の17238
上記3指数のうち、NYダウのみは3月中旬あたりにつけている安値を一時超えているのですが、その他の2指数はまだなので、これらも超えてくると、米国株もしばらくリバウンドに入ったと見ることができるのではないかと考えます。
ただ、日本株についていうと、高値から大きく下げてきたものの、株数ベースの裁定買い残高は直近のピークが3/28の10.77億株に対して、4/10時点が9.6億株で、株価が下落したわりにはあまり大きく減っていません。
信用買い残も4.4兆円あるので、こちらもあまり大きく減っていません。
これらの点から見ると、しばらくはリバウンドに入ると思われるものの、4/7の安値で大底をつけたと見るのはまだ早いのかもしれません。
ただ、日経平均は昨年の8月安値を割れたものの、TOPIXは割れておらず、ダイバージェンスが示現しています。この点は強気要素です。
この強気要素が優位となるか否かは、これからの動きをみて判断していく形になるかと考えます。
ここから戻りの勢いが強ければ、下落途中のリバウンドではなく、上げ波動に転換したと見ることもできると思います。
しかし、現時点ではまだわかりませんので、ここからの戻り具合をみながらどちら可能性が高いのかを見極めていく感じになるかと考えます。