今日の日経平均は、▲160円の15859円と4日続落。
売買代金は、前日よりも増加して1.9兆円台でした。
本日は16001円と、小幅安で寄り付いた後、9時11分には60円程度高い16082円まで上げました。
そこからは売りに押される展開となり、12時42分には15762円まで下落しました。
その後は安値圏での推移となり、引けにかけて多少戻す動きとなったのですが、戻り切ることはできず、4日続落で取引を終えました。
なお、本日の下落率は日経平均が▲1%、TOPIXが▲0.98%と、主力株の下げはあまり大した事がなかったのですが、マザーズ指数は▲10.33%と暴落しています。
マザーズ指数は主力株が伸び悩む中、ここまで比較的堅調に推移してきたのですが、ここにきて無理に上げてきた反動が一気に生じて暴落となっています。
日経平均が下げの3波目に入っているとしたら、下値をつけるのはまだだいぶ先の話になる
日経平均は今日、15762円まで下落したことで、5/2につけた15975円の安値を割れてきました。
ここまでの動きを見る限り、14865(2/12)から続いてきた戻りは17613(4/25)で終了し、そこから下げ波動が再開したという感じに見えます。
なお、仮にこの見方が正しい場合、この下げ波動は5波動での下げになると思われます。
この下げ波動をブレイクダウンすると次の通りになり、現在は下げの3波目をやっている所に見えます。
下げ1波(下げ):17613(4/25) ⇒ 15975(5/2) 下げ幅=▲1638円
下げ2波(戻り): 15975(5/2) ⇒ 17251(5/31) 戻り幅=+1276円
下げ3波(下げ): 17251(5/31) ⇒ 現在進行中
今日の日経平均の日中安値は15762円なので、17251(5/31)から1489円下げてきた事になります。
一応、下落幅は下げ1波の▲1638円と近い水準まで下げてきたという事になるのですが、波の特性として5波動の中での3波動目は、値幅が大きくなる傾向がありますので、仮にこの見方が正しいとした場合、この水準で下げが止まるという事はないと思います。
なお、明日、明後日と大きく下げてくれば、日銀会合を契機に一旦切り返すという展開があるかもしれません。
ただ、ここまで下げてきてしまうと、トレンドとしては下げ優位の展開に入ってきていると想定されますので、戻したとしても昨年12月の日銀会合の際に見られたような瞬間的な戻りで終了する、という動きになるような感じがします。
まあ、上述したように、17613(4/25)から下げ波動が再開しているのであれば、こんな中途半端な水準で下げが止まるわけはないので、下値をつけるのはだいぶ先の話、という事になると思われます。