今日の日経平均は、ブレグジット(英国のEU離脱)懸念で▲582円の16019円と3日続落。
売買代金は、前日よりも減少して1.8兆円台でした。
今日は16319円で寄り付き、前日よりも下げてスタートしました。
その後、9時2分に日中の高値である16335円をつけた後は一貫して売られる展開となり、前日よりも500円以上安い16019円で、クローズしました。
今日の日中高値は16335円だったので、前日の安値16496円から160円程度マドを空けて下げるかたちとなりました。
6/8の記事「今日の日経平均は続伸となるが、ドル円は引き続き軟調に推移 」で、「NYにまだ下落する兆しは見えないのですが、円高気味に振れるドル円の動きはやはりどうにも気になる感じだったので、昨日買ったばかりではあるのですが、その買いは早々に売却し、利益確定しました」と書いたのですが、
その後の動きを見ますと、6/8に16830円の戻り高値をつけた後は3日続落となり、今日の段階で16000円の水準まで下げています。
よって、今から考えると、6/8に買いを手仕舞うと同時に、売りを建てておけばよかったのですが、その時は忙しくてそこまで頭が回りませんでした。
6/9の記事「日経平均は16500円前後での動きが続くが、レンジ抜けとなるタイミングが徐々に近づているのかもしれない」で、「もしもここから売られる展開になるとしたら、来週の日銀会合明け後になるのではないかと考えます」と書いたように、売られるとした6/16の日銀会合明けと考えていたので、ここで落ちてしまうのはまあ仕方がないところになるかと思います。
ここから下げのピッチが早くなる可能性もある
さて、今日の下げで日経平均は16019円まで下げてきてしまったので、2/12につけた今年の安値14865円と、4/11につけた安値15525円を結んだ下値ラインを割り込む形になりました。
今日は、マドを空けて下げて始まり、今まで割り込むことがなかった下値ラインを引け値ベースで割り込んでいます。
また、5/2につけた15975円の安値に並ぶ16019円まで下げてきていますので、15975(5/2)から続いていた戻り地合いは17251(5/31)で終了し、以降は調整トレンドに入った、という見方が有力になってきたように感じられます。
なお、今日ここまで下げてきてしまったことで、ここから下げのピッチが早くなる可能性もあります。
一旦戻りを入れれば、戻り売りのチャンスとなりますが、ここからたいした戻りを入れずに、下方向へ向かう動きになってしまうかもしれません。
仮にそうなってしまうと、ショートするチャンスを逃したという事になるのですが、まあ、それはそれでしょうがないと思います。
相場はなくならないので、次に仕掛けられるチャンスを待ちたい、と思います。