今日の日経平均は、+9円の15575円と小幅ながらも4日続伸。
売買代金は、前日と同程度の2.2兆円台でした。
本日は15752円で寄り付き、前日よりも高く始まりました。
その後、9時7分につけた15781円が日中の高値となり、以降は徐々に上げ幅を縮める展開に。
結局、15575円と、日中安値でクローズするかたちとなりました。
正直に言って、ここまで戻してくるのは想定外
本日の日経平均は高く寄り付いた後、日中の安値で取引を終えるかたちとなったので、日足の形状としては4日ぶりに陰線引けとなりました。
ただ、日中の高値は15781円なので、先週の金曜日の日中高値16389円から同安値14864円までの下げ幅1525円に対して、60.1%戻すかたちとなっています。
なお、6/25の記事「ここからの日経平均の動き方の予想・見通し」で、「ここからは今年1月~2月半ばにかけて見られたような、波乱含みの相場展開になると予想」と書いたように、ここまではここから今年1月~2月半ばにかけて見られたような、厳しい展開になるのではないかと考えていました。
しかしながら、昨日のイギリスのFT100は、引け値で6360まで回復しています。
ブレグジットショックが起こる前のFT100の6/23における引け値は6338なので、昨日の終値でショック前の水準を上回ってきたことになります。
ここまで戻してくるとは考えていなかったので、この動き方は正直に言って想定外と言えます。
2日前の6/28の記事「想定とはやや異なる動き方となっているので、もうしばらく様子を見ていくところ」で、「この2日間の動き方は、ここまで想定していた動き方とはやや異なっていると言えます」という事を書いたのですが、更にそこから2日経過しても、事前予想とは異なる動きは続いています。
ここまで見方がずれているという事は、6/25の記事で書いた見方は違っていたという事になると思います。
しかし、では今週に入ってからのここまでの動きが、反転上昇に向けた動きかというと、それはまだないと思います。
日経平均の最終的な安値はまだつけておらず、下落トレンドはまだ継続中という、中期的な見方は変わらずです。
ただ、すぐに安値更新になるかというとそれはそうではなく、暫くレンジ相場的な動きがあってから、その動きになると思われます。
つまり、今回の動き方は、下落トレンド再開まで、少しタイムラグがあるパターンになるのではないかと考えます。