昨日の海外市場は、東京市場の流れを受けて、大幅下落でした。
欧州では、イギリスの下落率が3.14%だったのですが、フランスの下落率は8.04%、ドイツの同率は6.82%と、やや下げ幅が高めでした。
米国では、安く寄り付いた後、一時的に戻す場面もあったのですが、戻りは長くは続かず、ほぼ安値圏で取引を終えました。
下落率はNYダウが3.38%、ナスダックが4.11%でした。
なお、NYダウ、ナスダックともに2月11日前後につけた安値から反発する流れが続いてきたのですが、昨日の急落でチャート的には2月11日前後につけた安値からの支持線を割り込むかたちとなりました。
また、一目均衡表の遅行線も陽転⇒陰転入りとなっています。
更に、ナスダックとかは昨日金曜日の日中高値が木曜日につけた日中安値に届いておらず、いわゆる、マド空けでの下落となっています。
これらの点をみますと、米国市場にも、リスクオンからリスクオフへ切り替わる、兆しが見え始めているような感じがします。
ここまでは、米国株が比較的堅調だったので、日本株は下げそうな感じがあっても、実際はそれほど下げないという感じが続いていました。
しかし、米国株にリスクオフの兆しが見え始めているので、ここからは今年の1月~2月半ばにかけて見られたような、波乱含みの相場展開になると予想されます。
ここからは今年1月~2月半ばにかけて見られたような、波乱含みの相場展開になると予想
日経平均のここまでの動き方と、今後の動きに関する予想を整理すると、次の通りになります。
日経平均は、14865(2/12)から戻り地合いが続いていたのですが、その戻りは17613(4/25)で終了。
以降は、5波構成の下げに入っているとみられます。
現在は、5波構成の中の3波目の下げをやっているところで、この3波目の下落幅は3000円程度になるのではないかと考えています。
そう考えた場合、3波目の下値のメドは14000~14500円あたりになるという事になります。
1波(下げ) : 17613(4/25) ⇒ 15975(5/2) 下げ幅▲1638円
2波(戻り) : 15975(5/2) ⇒ 17251(5/31) 戻り幅+1276円
3波(下げ) : 17251(5/31) ⇒ 現在進行中
3波目の安値から反発(4波目の戻り)があって、一旦上げるものの、戻りは長続きせずに反落に転じ、再度3波目の安値を割れる。
そこからまた更に下に行ったところで、5波目の安値をつけて反発に転じる。
以上のような流れが、現時点において考えている、当面の日経平均の動き方の予想です。
というわけで、当面は下げ有利と考えています。
下げ有利と考えた場合の投資では、「日経平均先物の売り」や「ダブルインバースの買い」とかを使っています。
なお、日経平均先物について、手数料が安い証券会社として、次のような証券会社があります。
※3/21の記事「日経平均先物取引で手数料、証拠金が有利な証券会社は?」ご参照
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