今日の日経平均は、▲308円の16083円と続落。
売買代金は、前日よりも増加して2.4兆円台でした。
本日は16227円で寄り付き、前日より下落してスタートしました。
その後、11時2分に前日比で120円程度安い16275円まで戻す場面もありました。
しかし、それ以降は売りに押される展開となり、後場入り後の13時39分には16056円まで下落しました。
そこから引けにかけて多少戻る展開となったのですが、再度引け際にかけて売られ、ほぼ安値圏で取引を終えるかたちとなりました。
やはり売り優勢の流れに、地合いが変化してきている感じがする
昨日の日経平均の安値が16391円に対して、今日の日中高値が16275円なので、本日は昨日より120円程度マドを空けて下げるかたちとなっています。
また、今日の段階で日経平均の25日線が16144円なので、引け値ベースで25日線も割り込んでいます。
外部環境では、ドル円が昨日に引き続き、101円台を割れる動きとなっっている他、WTI原油先物も40ドル台割れとなっています。
それ以外では、高値張り付きでなかなか落ちてこなかったNY市場も、NYダウが昨日で7日続落となっており、7/28の記事「外部環境には、徐々に悪化の兆しも見られるようになってきている」で、
「NYダウのチャートは徐々に上げづまりの動きとなっており、形状的にはソーサートップという、天井うちのパターンを形成しつつあるような感じがします」
と書いたのですが、徐々にそのパターンとなりそうな感じが出てきています。
という訳で、これらの動きを見る限りでは、日経平均の14864(6/24)からの戻りは16938(7/21)でピークをつけ、以降は売り優勢の方向に地合いが変化してきているような感じがします。
昨日の記事「日銀の今後のスタンスについて株式市場と債券市場で見方が異なる。ここからどちらに見方が収束していくのか?」でも書きましたが、日銀会合がピークとなって以降相場が下げに転換してきているのではないかと思います。
なお、この先、7/4につけた戻り高値である15805円を下回ってくると、その見方は更に有力となり、先々ここまでの安値である14864(6/24)も割れとなる可能性が高くなってきます。
例年8月は夏枯れ相場となりやすいのですが、今年は荒れる展開となるのかもしれません。