今日の日経平均は+139円の16683円と反発。
売買代金は、前日より増加して2.2兆円台でした。
本日は昨日のNY市場が安かったことをうけて、16390円と、前日よりも150円程度安い水準で寄り付いて取引が始まりました。
その後、9時16分に16285円まで下落した後はじりじりと下げ幅を縮める展開となり、
特に10時を過ぎてからは米国大統領候補者同士によるテレビ討論会で、クリントン候補が優勢と伝わるとほぼ一本調子で戻る動きとなりました。
結局、戻りの勢いは引けまで衰えず、日中の高値で取引を終え、チャートの形状は高値引けになりました。
日経平均は8/26につけた安値を割り込む動きとなり、14864(6/24)の安値から続いてきた戻り基調が転換となった可能性も
今日はマド空きでスタートし、日経平均は一時16285円まで下げる場面がありました。
そこまで下落したことで、9/15につけた16359円の安値を割れると共に、その前につけた安値16320(8/26)も割り込んできました。
特に16320(8/26)を割り込んできたという事は、14864(6/24)の安値から続いてきた戻りの中で初めて直前の安値を割り込むという事になるので、本来であれば14864(6/24)の安値から続いてきた戻りは17156(9/5)でピークをつけ、以降は調整局面に入ったという証左になってもおかしくないのですが、今日の相場はそんな事は大して気にもとめず、一転して大きく戻るという動きになりました。
今日の日経平均の日中の高値と安値の差は400円近くになり、日足の形状は、実体の部分(寄り値から引け値までの間)が大きい陽線で引ける形になっているので、この動きだけを見ると17156(9/5)からの調整局面は今日つけた安値16285円で終了したと見てもおかしくない感じはします。
ただ、今日の安値で16320(8/26)は割り込んできているので、今日の日中の動きだけで底入れしたと見る事はできないと思います。
また、昨日のNY市場において、再度マドを空けて下げる動きとなっています。(9/8から9にかけてもマドを空けて下げるという動きになっています)
先ほどスタートしたNY市場は反発で始まっているのですが、このままマドを埋めきれずに下落方向に向かうと、調整局面入りの可能性が高くなるので、まずは当該マドを埋めきれるところまで戻せるのか、見て行くところかと思います。