今日の日経平均は▲218円の16465円と反落。
売買代金は、前日より減少して1.8兆円台でした。
昨日のNY市場は上昇だったのですが、今日の東京市場は配当落ちなどがあり、16504円と前日よりも180円程度安い水準で寄り付いてスタートしました。
その後、10時36分に16385円まで下げたのですが、そこが日中の安値となり、以降はじりじりと下げ幅を縮める展開になりました。
最終的には当該安値から80円程度戻したところで日中の取引は終了となりました。
なお、今日の下げ幅は218円だったのですが、配当落ち分が115円程度あったので、実質的な下落幅は100円程度でした。
昨日のNY市場は、結局ほぼ高値圏で引けるかたちとなり、9/23から26にかけて空けたマドは、ナスダックについては完全埋めとなり、NYダウとsp500については一部埋めてくるかたちとなりました。
9月以降、NY市場でマド空けとなったのは、9/8から9に続いて2回目だったのですが、1回目に続き2回目も割と早いタイミングでマドを埋めてくる動きとなりました。(NYダウとsp500はまだ一部埋めではありますが)
マドを埋められずに下方向に動いてくるようであれば、株価調整の動きが本格化するのではと思っていたのですが、今のところそうはなっていないので、NY市場が崩れるのはまだなのかもしれません。
下落方向にある200日線が株価に接近しつつある
一方で、日本株については、位置的にはやや微妙なところに位置しています。
日経平均とTOPIXは昨年半ばに高値(※1)をつけているのですが、株価の長期トレンドを現す200日移動平均線は、今年に入ってから継続して下落してきています。
(※1)日経平均は2015年6月、TOPIXは同年8月に高値をつけています。
ここまで日経平均とTOPIXは、ともに200日移動平均線を超えられず、にここまで来ています。
株価が上向きトレンドに転換するためには、200日線を超えてくる必要があるのですが、直近で同線(※2)は現在の株価水準とわりと近いところまで落ちてきています。
(※2)日経平均の今日の終値が16465円に対して、200日線は今日時点で16803円で、差は338円。
TOPIXの今日の終値が1330に対して、200日線は今日時点で1349で、差は19ポイント。
この先、200日線を明確に株価が上回ってくるようであると、トレンドが上向きに転換した可能性を考える必要性も出てくるのですが、今のところその可能性は低いと見ています。
どちらかというと、200日線と株価の位置が接近してきているので、どこかのタイミングで200日線に対して株価が下方向に乖離する局面があるのではないかと考えております。