今日の日経平均は、+20円の19273円と8日続伸。
売買代金は、前日よりも増加して2.8兆円台でした。
昨日のNY市場は、FOMCで来年の利上げ見通しが上方修正されたことを受けて下落しました。
しかし、ドル円は米国の金利上昇を背景に上昇。
これをうけて、日経平均は19327円と高寄りしてスタートしました。
その後、9時16分には19436円まで上げ、戻り高値更新となったのですが、そこからは一転して反落。
13時2分に19192円まで下げました。
しかしそこから切り返しに転じ、小幅高で8日続伸となりました。
なお、日経平均が連騰となっていることもあり、騰落レシオは165.5%まで上げてきました。
2012年12月につけた164.5%がここまでの最高ではないかと思いますので、騰落レシオの水準としては過去最高水準となってきました。
外国人の手口では、先週先物が5週間ぶりに売り越しに転じる
昨日のNY市場は下げたので、今日はさすがに下げてくるかと思ったのですが、今日もまた小幅ながらも続伸となりました。
ドル円の上げが止まらないこともあり、日経平均先物は夜間に入ってから一時19480円をつけるところまで上げてきています。
どうにも止まらない状態に入っているこの相場の上げは、一体どこまで続くのかという感じなのですが、今日発表された先週1週間の投資部門別の売買動向で、外国人の手口は以下の通りになっています。
現物 +5625億円
先物 ▲3047億円
合計 +2578億円
トータルでは5週連続で買い越しだったのですが、先物は5週間ぶりに売り越しに転じてきました。
なお、ここまでのトータルでの買い越し額も、ここにきてやや縮小してきている感じもします。
11/11 6,233億円
11/18 11,806億円
11/25 6,103億円
12/2 6,171億円
12/9 2,578億円
この動きとかをみると、さすがにそろそろという感じもするのですが、今は完全に勢いがついてしまっている状態なので、こうなってしまうと行きつく所まで行かないと、このアゲアゲ相場は止まらないと思います。
なお、ここまで上げをけん引してきたNY市場が、昨日下げても今日の日本株は上昇しました。
しかし、今日もまた下げてくるとなると、ちょっと行き過ぎとなっているのではないかという冷静さが市場に戻ってくるのではないかと思います。
そういう意味で、昨日のFOMCを受けて下落したNY市場が今晩どう動いてくるのかは、気になるところになります。