昨日のNY市場は雇用統計の賃金上昇を好感して上昇。
NYダウは+0.32%、sp500は+0.35%、ナスダックは+0.6%と、各指数ともにプラスで、かつ、高値更新となりました。
三指数の中ではsp500が12/13に2277の高値をつけてから、なかなか高値更新とならない状態が続いていたのですが、昨日のザラ場で2282まで上昇し、sp500も直近の高値を抜けてきました。
なお、NYダウは一時19999ドルまで上げ、2万ドルの大台にあと数セントのところまで行ったのですが、引けは19963ドルでクローズとなりました。
その他、昨日はドル円も上昇し、一時117円をつけるところまで上げてきています。
昨日の記事「ドル円は25日線割れ後に反発。ここから反転し、再度25日線を維持できる水準にまで戻す事ができるのか?」で、
「ここから戻りの勢いが途切れず、再度25日線の上を超えてくれば問題ないのですが、25日線近辺で頭打ちとなり、再度同線を割れる動きになるとここまで続いてきた円安方向の動きが一旦終了し、円高方向に動くという可能性が高くなってくると思います」
と書いたのですが、昨日は25日線を超える水準での引けとなっています。
アメリカ株の方が昨日、高値超えとなったので、ドル円もそれに追随して、12/15につけた118円60銭程度の高値を再度トライする方向に動いてくるのではないかと思われます。
戻りの日柄としては、1/20から1/25あたりが一応注意すべきポイントになるか?
昨日のNY株高と円安の動きを受け、シカゴの日経平均先物は19580円程度の引けとなっています。
日本市場は来週月曜日は休みなのですが、この流れを受けて日本株も再度高値抜けを目指しそうな感じです。
なお、日経平均は11/9につけた16111円の安値から3波目の上げが進行中と見られます。
この3波目をブレイクダウンすると、次の通りになるのではないかと考えます。
①波: 16111(11/9) ⇒ 18746(12/1) 上げ幅:+2635円 日柄:16日(両端入れ)
②波: 18746(12/1) ⇒ 18227(12/5)
③波: 18227(12/5) ⇒ 19592(12/21) 上げ幅:1365円 日柄:13日
④波: 19592(12/21) ⇒ 18991(12/30)
⑤波: 18991(12/30) ⇒ 現在進行中
①波と③波の上げの日柄は、上記の通り16日と13日なので、⑤波の上げが仮にこれと同じような日柄になると見ると、12/30から13日目は1/20、16日目は1/25となります。
この辺りの日柄は、トランプ大統領の就任式がある1/20あたりと重なりますので、3波目の上げがピークとなる、転換候補日となるようにも思われます。
また、①波と③波の上げ幅を見ますと、①波の上げが2635円に対して、③波の上げ幅が1365円となっています。
エリオット波動理論では、①、③、⑤の上げの中で、③波目の上げが最小となる事はないので、⑤波の上げ幅は1366円以上になることはないように思われます。
なお、上げ幅としては、①波 > ③波 > ⑤波という感じになるのではないかと想定します。
よって、⑤波のピークは2万円を超えたあたりではないかと思うのですが、はたしてどうなるでしょうか?